
仮面浪人をして医学部へ入学することはできるのか
医学部に限らず、その他の学部であったとしても、希望する大学への道が叶わずに仮面浪人をする人がいます。
仮面浪人とは、本来目指している大学や学部が他にあるにもかかわらず、それとは別の大学などに籍を置いて本命の大学・学部を目指すというものです。
籍を置くだけでもお金がかかるので、その費用を予備校の費用に充てる方が現実的だと考える人もいるかもしれませんが、保護者が世間体などを気にして仮面浪人せざるを得ない…というケースも実際にあるのです。
仮面浪人でも医学部に入学することは可能ですし、実際に数多くの人が実現させているので、仮面浪人だから医学部に入学することができないということはありません。
ただし仮面浪人をするとなると、現在通っている大学の勉強などと並行して受験勉強をこなさなくてはいけません。
受験勉強を仮面浪人をしながら自分一人で行おうとすれば、日常生活の忙しさも相まって理想的な受験勉強は難しいでしょう。
ただ仮面浪人の人でも予備校に通って真剣に受験勉強をし、効率的に勉強を行っている人もいます。
とはいえ大学の費用に加えて予備校の費用が発生するため、保護者の負担はかなり大きなものになることが予想されます。
仮面浪人するかどうかは保護者の意志が反映されることも多いようなので、しっかりと話し合って決めることが大切です。
メリットもあればデメリットもありますので、よく考えて選択しましょう。
仮面浪人をしてまで目指す価値がある医学部
仮面浪人をすると莫大なお金も必要になるうえ、前記したように難点も付き物です。
それにもかかわらず医学部入学を目指す人が多いのは、医学部にはそれほどの魅力があるということでしょう。
仮面浪人に至る理由は本人の意志や保護者の意志の他に、大学入学後に医学部進学を夢見るようになり、結果的に仮面浪人をするようになったケースなど様々です。
仮面ではあっても浪人には変わりないので、しっかりと受験勉強に励まなくてはいけません。
仮面浪人の人の中には、医学部面接の際にほかの大学に在籍していることについて聞かれるのでは…と懸念している人もいますが、必要以上に気にする必要はありません。
ただし、もし聞かれた際にしっかりと理由を答えることができるようにしておきましょう。
仮面浪人であっても問題なく医学部への進学を果たした先輩たちはたくさんいますので、マイナスに考える必要はありません。
ただすべての決断において、本人も保護者もしっかりと考えてから行動を起こすべきです。