ア「抑制」、イ「血液凝固」、ウ「下げて」の組合せが正しく、表の②にあたります。語どうしの組合せで選ぶ問題なので、1つの空欄だけで決めずに、3つを文の流れに当てはめて矛盾がないか確かめるのが安全です。
📌 このページの使い方
- 過去問集をお持ちの方:本番と同じ60分(理科2科目で120分)で解き、答え一覧で採点してから解説へ
- お持ちでない方:各小問の「どういう問題か」を読めば、問題の中身がそのまま分かります
- 最後にそっくり類題セット(PDF版あり)を60分で解き、初見でも同じ解き方ができるか確かめる
※ 著作権に配慮し、入試問題の本文・図は掲載していません。解答番号(1〜40)は、本番のマークシートとの対応を示すためのものです。※ 用語・知識で決まる問題と、図を読んで決めた箇所は、スクリプトでは確かめきれないため「要確認」を付けています。
⚠️ 問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。(迅速に確認・更新いたします)
LINEで誤りを連絡3分で分かる 2026年度の国際医療福祉大の生物
- ✅ 全4大問・解答番号は1〜40。すべて選択肢を選ぶマーク式です。理科は2科目で120分なので、生物には約60分、1問あたり1.5分が目安です。
- ✅ 第1問は細胞と膜輸送。膜・細胞小器官・細胞骨格・タンパク質の知識に、パッチクランプの実験の読み取り、イオンの個数の計算、グルコース輸送体の速度の比較が続きます。
- ✅ 第2問は生殖と発生。配偶子形成と受精、カエルの胚、胚葉と器官の対応、ショウジョウバエの体節形成とHox遺伝子まで、発生の基本が幅広く問われます。
- ✅ 第3問は植物ホルモンと神経。種子の発芽・光屈性・気孔の知識と、アメフラシの慣れ・鋭敏化を調べた実験の読み取りが中心です。
- ✅ 第4問は生態系と個体群。生物多様性・生物濃縮の計算・標識再捕法の計算・世代をくり返したときの個体数の収束(図の読み取り)です。
- ✅ 差がつくのは「知識の取りこぼし」と「計算・図の読みを落とさない」こと。知識問題は消去法で素早く、計算は途中式を書いて確実に取りましょう。
60分の立ち回りマップ
本番は理科2科目で120分。生物は60分を目安にします。時間はTMPSの目安です。
本番の答え一覧(採点用)
解説を読む前の採点用です。計算で決まる問題はスクリプトで再計算し、知識・図の読みで決めた問題は下に「要確認」として分けています。
第1問(解答番号 1〜10)
第2問(11〜20)
第3問(21〜30)
第4問(31〜40)
※ 検算:計算で決まる問題(第1問8、第4問33・38・39・40)はスクリプトで再計算し、一致しました。第2問の胚葉の対応、第3問の実験の表の読みも、集合・数値の整合をスクリプトで確かめています。
採点したら → 30秒の得点診断へ第1問 細胞と膜輸送 ── 知識は消去法、計算は式を書いて
文章1は膜・細胞小器官・細胞骨格・タンパク質の知識、文章2はチャネルとポンプ、イオンの個数の計算、輸送体の速度の比較です。知識は1問1分、計算は式を書いて確実にが基本です。
問1空欄補充の組合せ(解答番号1)
生体のはたらきを述べた文の空欄を、基本知識で埋める問題。
- 解答番号1:空欄ア・イ・ウに入る語の組合せを、表の8通りから選ぶ
問2膜の構造と物質の動き(解答番号2)
細胞膜(リン脂質の二重層)の構造と、膜の中での分子の動きを問う穴埋め。
- 解答番号2:空欄エ・オ・カに入る語の組合せを、表の8通りから選ぶ
エは「脂肪酸」(リン脂質の尾部をつくる)、オは「内」(疎水性の尾部は二重層の内側に向き合う)、カは「比較的自由に移動」(流動モザイクモデルで、膜の成分は面内を動ける)で、表の⑧です。
問3細胞小器官についての文(解答番号3)
各文の誤りを1つずつ探して消去する知識問題。
- 解答番号3:細胞小器官についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ(①〜⑥)
正解は⑥(リソソームに関する文)です。ほかの文は、核小体はrRNAの合成とリボソームの組み立ての場であること、葉緑体は藻類にもあること、小胞体でつくられたタンパク質はゴルジ体へ送られること、液胞は一重の膜でできていること、中心体は動物細胞に特徴的であること、といった点で誤りになります。
| 文の話題 | 判定 | 誤りの根拠 |
|---|---|---|
| 核小体 | ✕ | つくるのはrRNAで、タンパク質合成の場ではない |
| 葉緑体 | ✕ | 光合成をおこなう生物すべてではない(藻類・シアノバクテリアなど) |
| 小胞体とゴルジ体 | ✕ | 送られる向きは小胞体→ゴルジ体 |
| 液胞 | ✕ | 一重の膜 |
| 中心体 | ✕ | 動物細胞に特徴的で、被子植物にはない |
| リソソーム | ○ | 消化酵素を含む |
問4細胞骨格(解答番号4)
微小管・中間径フィラメント・アクチンフィラメントの特徴を区別する問題。
- 解答番号4:細胞骨格についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ
3つの細胞骨格は、太さ・極性・はたらきで区別します。正解は③(中間径フィラメントの文)です。
| 種類 | 太さ | 極性 | 主なはたらき |
|---|---|---|---|
| アクチンフィラメント | 最も細い | あり | 筋収縮、細胞の形・運動、収縮環 |
| 微小管 | 最も太い | あり | 紡錘糸、鞭毛・繊毛、物質輸送の線路 |
| 中間径フィラメント | 中間 | なし | 細胞や核の形を保つ、機械的な強さ |
問5窒素を含む物質(解答番号5)
物質ごとの構成元素を答える知識問題。
- 解答番号5:複数の物質のうち、構成元素として窒素を含むものの組合せを選ぶ(①〜⑥)
窒素を含むのは、タンパク質(アミノ酸)と核酸(DNA・RNA、ATPなどのヌクレオチド)です。糖類・脂質は炭素・水素・酸素が中心です。この問題では、A・Dが窒素を含み、正解は③です。
問6タンパク質の構造(解答番号6)
一次〜四次構造と、二次構造を支える結合を問う知識問題。
- 解答番号6:タンパク質についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ
二次構造(αヘリックス・βシート)は、ペプチド結合の間にはたらく水素結合で保たれています。これを述べた③が正解です。一次構造はアミノ酸の配列そのもの、pHや温度で立体構造が変わること、といった点でほかの文が崩れます。ただし、ヒトのタンパク質の種類の数を述べた文(①)の扱いは、数値の根拠が教科書で一定でないため、断定せずに消去法の結果として③を選んでいます 要確認
問7ナトリウムポンプの動作の順序(解答番号7)
Na⁺の結合→ATPによるリン酸化→構造変化→放出→K⁺の結合…という流れを並べる知識問題。
- 解答番号7:ナトリウムポンプが1サイクルで働く過程A〜Eを、正しい順に並べた選択肢を選ぶ(①〜⑥)
順序は「A→E→C→B→D」で、⑤です。流れは、Na⁺が細胞内側で結合し、ATPの分解でリン酸化されて形が変わり、Na⁺が細胞外に放出され、続いてK⁺が結合して元の形にもどり、K⁺が細胞内へ放出される、というものです。この順序は教科書の記述による知識問題で、スクリプトでは確かめられません 要確認
問8Ca²⁺ の個数の計算(解答番号8)
「個数=濃度×体積×アボガドロ定数」を使い、流入個数との比を取る計算問題。
- 解答番号8:細胞内にもともとあるCa²⁺の個数に対して、チャネルを通って流入するCa²⁺の個数を足すと、何倍になるかを選ぶ
細胞内にもともとあるCa²⁺の個数と、流入する個数を、それぞれ求めて比を取ります。数値は問題に与えられたものを使います。
最も近い選択肢は「約25倍」で、正解は①です。スクリプトで再計算し、25.69と一致しました。
問9パッチクランプの実験の読み取り(解答番号9)
電流の記録から、チャネルが「開いたとき」「閉じているとき」を読み、記述の正誤を判断する問題。
- 解答番号9:パッチクランプ法で、アセチルコリンを加えたときと加えないときの電流の記録(図2・図3)から、正しい記述A〜Fの組合せを選ぶ
図2(アセチルコリンを加えた場合)では、一定の大きさの電流がパルス状に現れ、パルスの幅は一定でなく不揃いです。図3(加えない場合)では電流は流れません。これは、アセチルコリン受容体(リガンド依存性のチャネル)が、リガンドが結合したときに確率的に開閉していることを示します。この読みから、正しい記述はA・C・Fの3つで、②です。図の読み取りに依存するため、断定せず「要確認」としています 要確認
問10グルコース輸送体(解答番号10)
輸送体の速度を比べる話題の穴埋め問題。
- 解答番号10:空欄キ・ク・ケ・コに入る語句の組合せを選ぶ(輸送体の種類・基質・速度定数の大小・濃度)
キは「輸送体」、クは「グルコース」、ケは「$k_1<k_2$」、コは「低く」の組合せで、①です。輸送体は基質と結合して形を変えて運ぶため、基質の濃度が高いほど速度は上がり、やがて飽和します。速度定数の大小は、与えられた条件文の言い換えを式で比べて決めます。
第1問:6つの型
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1・2 | 穴埋めの組合せ | 3つの空欄を文の流れで同時に確かめる |
| 問3・4・6 | 知識の文の正誤 | 誤りの根拠を1つずつ言う(消去法) |
| 問5 | 構成元素 | 窒素=タンパク質・核酸(ATP含む) |
| 問7 | 過程の並べ替え | Na⁺結合→リン酸化→構造変化→放出→K⁺ |
| 問8 | 個数の計算 | 濃度×体積×アボガドロ。指数を先に足す |
| 問9 | 実験図の読み | 縦軸・横軸・基準線・パルスの高さと幅 |
| 問10 | 輸送体の速度 | 飽和する=輸送体。式で比べる |
🩺【自己診断】第1問で手が止まった人への処方箋
- 問1・2組合せが決まらない → 3つの空欄を同時に当てはめ、1つでも矛盾する選択肢を消す
- 問3・4文が選べない → 各文の「誤りの根拠」を1つ言う。言えない文が正解の候補
- 問6決められない → 二次構造=水素結合、一次構造=アミノ酸配列。2点で絞る
- 問7順番が出ない → Na⁺を出す→K⁺を取りこむの2段階にして並べる
- 問8桁が合わない → 個数を先に指数で足し算。倍率は「合計÷もとの個数」
- 問9図が読めない → 軸・基準線・パルスの高さと幅の順に言葉にする
第2問 生殖と発生 ── 基本を取りこぼさない
配偶子形成と受精、カエルなどの初期発生、胚葉と器官の対応、ショウジョウバエの体節形成とHox遺伝子が出ます。1つ1つは教科書の基本なので、全問取る意識で進めます。
問1配偶子の数(解答番号11)
1個の一次精母細胞からは4個の精子、1個の一次卵母細胞からは1個の卵(と極体)ができる、という基本の数え方を使う問題。
- 解答番号11:ある動物の配偶子形成で、精子・卵が何個できるかを答える空欄ア・イを、表の数値の組合せから選ぶ
一次精母細胞1個は減数分裂で精子4個、一次卵母細胞1個は卵1個になります。問題の設定の数を、この比にかけて答えます。正解は⑦(ア:4、イ:1)です。
問2卵の種類と卵割(解答番号12)
卵黄の量と分布による卵の分類を問う穴埋め。
- 解答番号12:空欄ウ・エ・オ・カに入る語の組合せ(卵の型・卵黄の偏り・卵割の様式・受精の場所)を選ぶ
答えは⑥で、空欄には順に「二」「中」「二次」「輸卵管」が入ります。卵の型の名前と卵黄の偏り方、減数分裂の途中で受精が起こる段階(二次卵母細胞)、受精がおこなわれる場所(輸卵管)を、セットで覚えておきましょう。語句の対応は教科書の知識で決めており、スクリプトでは確かめられません 要確認
問3減数分裂と核相(解答番号13)
第一分裂で核相がn(半数)に減ることを軸に、DNA量の変化を追う問題。
- 解答番号13:減数分裂の各段階での核相・DNA量についての文から、正しいものを選ぶ
減数分裂では、DNAの複製(S期)のあとに分裂が2回続き、第一分裂の終了で核相が $2n\to n$ に半減します。DNA量は、S期で2倍、第一分裂の終了で半分、第二分裂の終了でさらに半分になります。これに当てはまるのが③です。
問4ウニの受精(解答番号14)
先体反応・細胞膜の融合・表層反応・受精膜の順序を問う問題。
- 解答番号14:ウニの受精の過程についての文から、正しいものを選ぶ
順序は、①先体反応で卵の膜に達する→②精子と卵の細胞膜が融合→③表層反応でCa²⁺が増え、表層粒が放出される→④受精膜ができて多精を防ぐ、です。この中で、「精子の細胞膜と卵の細胞膜が融合したあとに表層反応が起こる」と述べた文が正しく、⑤です。
問5両生類の胚(解答番号15)
胞胚・原腸胚・神経胚の特徴を区別する知識問題。
- 解答番号15:両生類の発生についての6つの文から、正しいものを1つ選ぶ
正解は④(「原腸胚の胞胚腔は、多層の細胞でおおわれる」)です。ほかの5つの文は、明らかに誤りを含んでいるので消去できます。ただし、この④の言い回しは教科書によって細部が異なるため、「消去法で残る選択肢」として選んでいます 要確認
問6胚葉から分化するもの(解答番号16・17・18)
3つの胚葉のそれぞれから分化する器官を、3つずつ選ぶ問題。
- 解答番号16:外胚葉に由来するものの組合せ
- 解答番号17:中胚葉に由来するものの組合せ
- 解答番号18:内胚葉に由来するものの組合せ
| 胚葉 | 由来するもの(この問題で選ぶ3つ) |
|---|---|
| 外胚葉(16:⑧) | 水晶体・脊髄・網膜(表皮・神経系・感覚器) |
| 中胚葉(17:⑤) | 骨格筋・心臓・腎臓(筋肉・血管・骨・腎臓) |
| 内胚葉(18:③) | 肝臓・腸の上皮・肺の上皮(消化管・呼吸器の上皮と付属器官) |
3つの組合せは、「神経・表皮・目の一部は外」「筋肉・血液循環・腎臓は中」「消化管と呼吸器の内側は内」と覚えておけば、6〜8通りの選択肢はすぐ絞れます。スクリプトでも、3つの胚葉の器官が互いに重ならない(集合として排反)ことを確認しました。
問7ショウジョウバエの体節形成(解答番号19)
卵の前後軸をつくる遺伝子と、体を細かく区切っていく遺伝子群の順序を問う穴埋め。
- 解答番号19:空欄キ・ク・ケに入る語の組合せ(母性効果遺伝子と分節遺伝子の順序)を選ぶ
キは「ビコイド」(前方に局在するmRNA)、クは「ギャップ」、ケは「ペアルール」で、⑥です。体の区切りは、ビコイド・ナノスの濃度勾配 → ギャップ遺伝子 → ペアルール遺伝子 → セグメントポラリティ遺伝子の順に、しだいに細かくなります。
問8Hox遺伝子(解答番号20)
誤りを選ぶ問題。「共通祖先のHox遺伝子の数」に注意する知識問題。
- 解答番号20:Hox遺伝子についての文のうち、誤っているものを1つ選ぶ
誤りは④です。「共通の祖先がもつHox遺伝子は13個である」とする文は誤りで、そう言い切れる根拠はありません。ほかの文は、Hox遺伝子群が体の前後軸に沿った構造を決めること、染色体上の並びと発現の順序が対応することなど、基本事項として正しい内容です。
第2問:発生の型
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 配偶子の数 | 一次精母細胞1→精子4、一次卵母細胞1→卵1 |
| 問2 | 卵の型 | 卵黄の量・分布→卵割の様式 |
| 問3 | 減数分裂 | 第一分裂で核相が半減 |
| 問4 | 受精の順序 | 先体反応→膜融合→表層反応→受精膜 |
| 問5 | 胚の文の正誤 | 明らかな誤りを先に消す |
| 問6 | 胚葉と器官 | 外:神経・皮膚・目/中:筋・骨・血管・腎/内:消化管・肺 |
| 問7 | 体節形成 | ビコイド→ギャップ→ペアルール→セグメントポラリティ |
| 問8 | Hox遺伝子 | 「誤り」を選ぶ。言い切り表現を疑う |
🩺【自己診断】第2問で手が止まった人への処方箋
- 問1数が合わない → 1個の母細胞から精子4個、卵1個。設定の細胞数にかける
- 問3核相が分からない → 半減するのは第一分裂。第二分裂の細胞は染色体数n
- 問4順序が混ざる → 先体反応→融合→表層反応→受精膜の順に並べ直す
- 問6器官がどの胚葉か分からない → 外・中・内の3行の覚え方に当てはめる
- 問7遺伝子の順が出ない → 「大まかから細かく」。ギャップ→ペアルール→セグメントポラリティ
- 問8「誤り」を選び間違える → 設問文の「誤っているもの」に印をつけ、言い切りの文を疑う
第3問 植物ホルモンと神経 ── 実験の表と図を言葉にしてから選ぶ
文章1は種子の発芽・光屈性・気孔・落葉・草丈など植物ホルモンの知識、文章2はアメフラシの慣れと鋭敏化を調べた実験の読み取りです。実験は「何を変えて、何を測ったか」を先に言葉にするのが基本です。
問1種子の発芽とジベレリン(解答番号21)
胚でつくられたホルモンが、胚乳の外側の細胞に作用して酵素を合成させる、という流れを問う穴埋め。
- 解答番号21:オオムギなどの種子の発芽を述べた文の空欄ア・イ・ウに入る語の組合せを選ぶ
アは「ジベレリン」、イは「胚」、ウは「糊粉層」で、①です。胚でつくられたジベレリンが糊粉層に働き、アミラーゼがつくられ、胚乳のデンプンが分解されて発芽が進みます。
問2光と重力に関わる受容体(解答番号22)
光屈性と重力屈性に関わる語を問う穴埋め。
- 解答番号22:光の受容体、重力を感じる細胞小器官、およびそのはたらきの組合せを選ぶ
アは「フォトトロピン」(青色光を受容する光屈性の受容体)、イは「アミロプラスト」(デンプンを含み、重力の方向を感じる)、ウは「抑制」の組合せで、④です。
問3気孔の開閉(解答番号23)
アブシシン酸と気孔の閉鎖の関係を問う穴埋め。
- 解答番号23:乾燥したときの孔辺細胞の変化についての空欄ア・イ・ウの組合せを選ぶ
乾燥すると、アブシシン酸が増え、孔辺細胞からK⁺が流出し、浸透圧が下がって水が出て、膨圧が低下します。孔辺細胞がしぼんで気孔が閉じます。よって(アブシシン酸/K⁺/低下)で⑥です。
問4幼葉鞘の屈曲の実験(解答番号24)
雲母片はオーキシンを通さず、ゼラチン(寒天)は通すことを使って、屈曲の有無を判断する問題。
- 解答番号24:幼葉鞘A〜Dに、雲母片やゼラチンなどの処理をして光を当てたとき、光の方向に屈曲するものの組合せを選ぶ
この問題の4つの処理は、A:雲母片を縦に差しこんで垂直に分断、B:雲母片を水平に、光側に差しこむ、C:雲母片を水平に、光と反対側に差しこむ、D:先端を切ってゼラチンをはさむ、です。
| 処理 | 屈曲するか | 理由 |
|---|---|---|
| A | ✕ | 垂直な雲母片が、先端での側方移動を止める |
| B | ○ | 光側の水平な雲母片は、影側の下方輸送を妨げない |
| C | ✕ | 影側の水平な雲母片が、影側の下方輸送を止める |
| D | ○ | ゼラチンはオーキシンを通すので、輸送は続く |
屈曲するのはB・Dで、⑤です。雲母片の入れ方の読み取りは、図に依存する部分があるため「要確認」としています 要確認
問5エチレンと離層(解答番号25)
エチレンが離層の形成に関わる仕組みを問う知識問題。
- 解答番号25:落葉・落果に関わる植物ホルモンのはたらきを述べた文を選ぶ
エチレンは、離層の細胞で細胞壁を分解する酵素の合成を促進して、離層をつくります。これを述べた①が正解です。
問6草丈と植物ホルモン(解答番号26)
茎の伸長を促進するホルモンを選ぶ問題。
- 解答番号26:草丈が高くなる変異体に関わる植物ホルモンを選ぶ
茎の伸長を促進するのは、オーキシンとジベレリンです。問題の条件(草丈が高くなる)に合うのはジベレリンで、②です。
問7アメフラシの慣れと鋭敏化(解答番号27)
感覚ニューロンと介在ニューロン・運動ニューロンの間のシナプスで起こる変化を問う穴埋め。
- 解答番号27:慣れと鋭敏化の仕組みについての空欄コ・サ・シの組合せを選ぶ
答えは⑦で、コ「不活性化」・サ「長く」・シ「増加」の組合せです。慣れでは、刺激をくり返すと、シナプス前末端のCa²⁺チャネルが不活性化して、神経伝達物質の放出が減ります。鋭敏化では、別の刺激(強い刺激)を受けると、感覚ニューロンの活動電位の持続時間が長くなり、放出量が増加します。
問8慣れのときの記録(解答番号28)
「何が変わらず、何が小さくなるか」を図から選ぶ問題。
- 解答番号28:慣れが起こったときの、活動電位とシナプス後電位(EPSP)の変化を表すグラフを選ぶ
慣れでは、シナプス前の活動電位は一定のままで、シナプス後のEPSPがだんだん小さくなります。この組合せを表した選択肢が⑤です。
問9鋭敏化の実験(解答番号29)
同じ刺激を1回だけ与えた場合と、くり返した場合の違いから、長期の鋭敏化の条件を考える問題。
- 解答番号29:3つの条件の実験結果(10分後・24時間後の記録)から、考えられることを述べた文を選ぶ
実験では、条件1(刺激が1回)と条件2(刺激をくり返した)の結果から、24時間後まで続く鋭敏化は、1回の刺激では起こらないことが分かります。さらに、条件3の結果から、別の部位の関与が読み取れます。この読みに合う文が⑤です。
問10長期の変化の仕組み(解答番号30)
長期の変化に必要なタンパク質の合成の場所を、実験結果から推論する問題。
- 解答番号30:24時間後・72時間後の変化が、どこで合成されたタンパク質によるかを選ぶ
24時間後に見られる変化は、細胞体で合成されたタンパク質によるもの、72時間後に見られる変化は、神経終末で合成されたタンパク質によるものと考えられます。この組合せが③です。
第3問:植物ホルモンと神経の型
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 発芽 | 胚→ジベレリン→糊粉層→アミラーゼ |
| 問2 | 受容体 | フォトトロピン=青色光、アミロプラスト=重力 |
| 問3 | 気孔 | アブシシン酸→K⁺流出→膨圧低下→閉鎖 |
| 問4 | 屈曲の実験 | 雲母片は通さず、ゼラチンは通す。先端→側方移動→下方輸送 |
| 問5 | 離層 | エチレン→細胞壁分解酵素 |
| 問6 | 草丈 | 伸長促進=ジベレリン(オーキシン) |
| 問7 | 慣れ・鋭敏化 | 慣れ=チャネル不活性化で放出減。鋭敏化=放出増 |
| 問8 | 記録の選択 | 活動電位は一定、EPSPは減少 |
| 問9・10 | 長期の実験 | 条件の違いを1つずつ比べる |
🩺【自己診断】第3問で手が止まった人への処方箋
- 問1〜3穴埋めが出ない → ホルモン名と、はたらく場所(胚・糊粉層・孔辺細胞)を線で結ぶ
- 問4屈曲が判断できない → 先端・側方移動・下方輸送の3段階のどこを止めるか確認
- 問5・6知識で決められない → 「離層=エチレン」「伸長=ジベレリン」を先に決める
- 問7・8慣れが分からない → 活動電位は一定、変わるのは放出量とEPSP
- 問9・10実験が読めない → 条件の違い1行、結果の違い1行を書き出す
第4問 生態系と個体群 ── 計算は秒殺、図は交点で読む
文章1は生物多様性・生物濃縮・外来生物・里山、文章2は個体群の成長と標識再捕法、世代をくり返したときの個体数の収束(図の読み取り)です。計算は2〜3行で終わるので、確実に取ります。
問1生態系のかく乱とキーストーン種(解答番号31)
生態系の安定性に関わる語を問う穴埋め。
- 解答番号31:空欄に入る語の組合せ(かく乱・キーストーン種・生態系)を選ぶ
答えは②(かく乱/キーストーン種/生態系)です。かく乱の程度が中程度のときに種多様性が高くなる、食物網の上位で生態系全体に大きな影響を及ぼす種がキーストーン種、といった語を結びつけます。
問2(i)生物濃縮の例(解答番号32)
食物連鎖を通して濃度が高まる物質の例を問う知識問題。
- 解答番号32:生物濃縮が問題になった例として正しいものを選ぶ
代表例はDDTなどの、分解されにくく脂肪に蓄積する物質です。これを述べた①が正解です。
問2(ii)生物濃縮の計算(解答番号33)
倍率を順にかけていくだけの計算問題。
- 解答番号33:各段階で濃度が何倍になるかが与えられたとき、最後の生物の体内の濃度(ppm)を選ぶ
最初の濃度5 ppmに、各段階の倍率2倍・20倍・10倍をかけます。
正解は⑧です。スクリプトで再計算し、2000と一致しました。
問3遺伝的多様性(解答番号34)
誤りを選ぶ問題。近親交配と遺伝的多様性の関係に注意する知識問題。
- 解答番号34:生物多様性・遺伝的多様性についての文のうち、誤っているものを選ぶ
誤りは⑥です。「近親交配では、ホモ接合になりにくい」とする文は逆で、近親交配では、同じ遺伝子をもつ個体どうしが交配するため、ホモ接合になりやすく、有害な劣性形質が現れやすくなります。
問4外来生物(解答番号35)
外来生物の例を選ぶ知識問題。
- 解答番号35:日本で問題になっている外来生物の組合せを選ぶ
この問題では、アレチウリ(植物)とオオクチバス(魚)の組合せが正解で、①です。どちらも特定外来生物に指定され、在来の生態系に大きな影響を与えています。
問5里山(解答番号36)
人の手が入った二次林(里山)の特徴を問う知識問題。
- 解答番号36:里山についての文から、正しいものを選ぶ
里山は、人が燃料や肥料のために木を切り、下草を刈ることで維持されてきた二次林で、手入れが止まると遷移が進みます。この内容に合う④を選びます。
問6個体群の成長(解答番号37)
成長曲線・環境収容力・種内競争を結びつける穴埋め。
- 解答番号37:個体群の成長曲線についての空欄に入る語の組合せを選ぶ
答えは⑥です。個体数の増加がS字の成長曲線を描き、上限である環境収容力に近づくにつれ、同じ種の個体どうしの競争が強まって増加率が下がります。
問7標識再捕法の計算(解答番号38)
標識つきの割合が全体でも同じ、という比例式で個体数を求め、面積で割る計算問題。
- 解答番号38:標識再捕法のデータから、個体数密度(匹/km²)を選ぶ
1回目に標識をつけた数56、2回目に捕獲した数63、そのうち標識つきが18です。全個体数を $N$ とすると、標識つきの割合が等しいので次の式が成り立ちます。
正解は⑥です。スクリプトで再計算し、一致しました。
問8世代をくり返したときの個体数(解答番号39・40)
親世代の数と次世代の数の関係を表した図から、世代をくり返したときに近づく値(収束値)を読む問題。
- 解答番号39:最初の親世代の成虫数が50のとき、世代をくり返して収束する成虫数を選ぶ
- 解答番号40:最初の親世代の成虫数が300のとき、収束する成虫数を選ぶ
世代をくり返しても変わらない値は、次世代の数が親世代の数に等しくなる値です。図で言えば、曲線 $y=f(x)$ と直線 $y=x$ の交点が、その値になります。
本番の図の曲線を、目盛りをもとに読み取って確かめたところ、直線 $y=x$ との交点は約195でした。選択肢にぴったりの値はなく、最も近い180(④)を選びます。50から出発しても300から出発しても、曲線の傾きがゆるやか(傾きの大きさが1より小さい)なので、同じ交点に近づきます。よって39・40ともに④です。図の読み取りは目盛りの精度に依存するため「要確認」としています 要確認
第4問:生態系と個体群の型
| 問 | 型 | 着眼点 |
|---|---|---|
| 問1 | 用語の穴埋め | かく乱・キーストーン種・生態系 |
| 問2 | 生物濃縮 | 倍率を最後の生物まで順にかける |
| 問3 | 誤りを選ぶ | 近親交配→ホモ接合になりやすい |
| 問4・5 | 外来生物・里山 | 例をセットで覚える |
| 問6 | 成長曲線 | 環境収容力・種内競争 |
| 問7 | 標識再捕法 | 割合を等しいと置く。面積で割る |
| 問8 | 個体数の収束 | 曲線と y=x の交点 |
🩺【自己診断】第4問で手が止まった人への処方箋
- 問2桁が合わない → 倍率は最後までかける。途中で止めない
- 問3誤りが選べない → 近親交配=ホモ接合が増える。向きが逆の文を探す
- 問6語が出ない → S字曲線→上限=環境収容力→競争が強まる
- 問7式が立たない → 標識つきの割合を2つ並べて等しいと置く。最後に面積で割る
- 問8図が読めない → 曲線と y=x の交点を探す。出発点は関係ない
国際医療福祉大2026型 そっくり類題セット
(全4大問・解答解説つき)
2026年度の本番と同じ4大問・同じ解答番号の数(1〜40)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。知識を素早くさばき、計算と実験の読みを落とさない力と、60分の立ち回りを確かめられます。入試問題ではありません。
印刷して本番と同じように60分で解けます。解答・解説はこのページの下に掲載しています。
※ 国際医療福祉大学の入試問題ではありません。本文・設問・人物・団体(架空)はすべてTMPS医学館が作成したオリジナルで、出典のある引用ではありません。
- 解答はすべて,選択肢の番号(①〜⑧)を選ぶマーク形式を想定している。
- 文中の生物名・数値・実験データは,TMPS医学館が作成した架空のものを含む。
次の文章1・2を読み,問1〜問10に答えよ。
【文章1】細胞の構造と,細胞をつくる物質について,問1〜問6に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 親水 | 親水 | 高く |
| ② | 親水 | 親水 | 低く |
| ③ | 親水 | 疎水 | 高く |
| ④ | 親水 | 疎水 | 低く |
| ⑤ | 疎水 | 親水 | 高く |
| ⑥ | 疎水 | 親水 | 低く |
| ⑦ | 疎水 | 疎水 | 高く |
| ⑧ | 疎水 | 疎水 | 低く |
| ア | イ | |
|---|---|---|
| ① | 2.5 | 37.5 |
| ② | 2.5 | 60 |
| ③ | 4 | 37.5 |
| ④ | 4 | 60 |
| ⑤ | 4 | 100 |
| ⑥ | 0.4 | 6 |
| ⑦ | 40 | 600 |
| ⑧ | 10 | 150 |
【文章2】細胞膜を通した物質の輸送について,問7〜問10に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 外 | 外 | 能動輸送 |
| ② | 外 | 外 | 受動輸送 |
| ③ | 外 | 内 | 能動輸送 |
| ④ | 外 | 内 | 受動輸送 |
| ⑤ | 内 | 外 | 能動輸送 |
| ⑥ | 内 | 外 | 受動輸送 |
| ⑦ | 内 | 内 | 能動輸送 |
| ⑧ | 内 | 内 | 受動輸送 |
| 濃度 (mM) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| X の速度 | 0.89 | 1.60 | 2.67 | 4.00 | 5.33 | 6.40 | 7.11 |
| Y の速度 | 0.25 | 0.50 | 1.00 | 2.00 | 4.00 | 8.00 | 16.0 |
▶ 第1問 の答えと解説を見る
第1問 細胞と膜輸送 の答えと解説
- リン脂質の頭部(リン酸を含む)は水になじむ親水性,尾部(脂肪酸)は水をはじく疎水性。水中では尾部どうしが内側に集まって二重層になる。
- 温度が上がると分子の運動が活発になり,膜の流動性は高くなる。よって(親水,疎水,高く)→ ③。
- ③が正しい。ミトコンドリアは独自のDNAをもち,内膜に存在するATP合成酵素でATPを合成する。
- ①は核小体でつくられるのはrRNAで,リボソームの組み立てがおこなわれる。②は原核生物のシアノバクテリアには葉緑体がない。④ゴルジ体はタンパク質の修飾・分泌に関わる。⑤リソソームは一重の膜。⑥中心体は動物細胞と一部の植物(コケ・シダなど)にあり,被子植物にはない。
- ②が正しい。紡錘糸は微小管でできている。
- ①最も太いのは微小管。③筋収縮はアクチンフィラメントとミオシン。④微小管には+端と-端の極性がある。⑤核を裏打ちするのは中間径フィラメントの仲間(ラミン)。⑥収縮環はアクチンフィラメントとミオシン。
- 窒素を含むのはB(ATPはアデニンに窒素を含む)とD(アミノ酸はアミノ基をもつ)。
- A・Eは糖(C,H,O),CとFは脂質(C,H,O)。よって B,D → ④。
- ②が正しい。酵素は活性化エネルギーを下げて反応を速める触媒。
- ①酵素は反応の前後で変化せず繰り返し使われる。③最適pHは酵素ごとに異なる(ペプシンは酸性,トリプシンは弱アルカリ性)。④反応熱は変えない。⑤熱変性は一般に不可逆。⑥ほとんどの酵素はタンパク質。
- 対物ミクロメーター10目盛りは $10\times10=100$ μm。これが接眼ミクロメーター25目盛りに相当するので,1目盛りは $100/25=4$ μm。
- 細胞の長径は $4\times15=60$ μm → ④。
- ナトリウムポンプはNa⁺を細胞外へ,K⁺を細胞内へ運ぶ。細胞内はNa⁺が低く,K⁺が高い状態に保たれる。
- 濃度勾配に逆らってATPを使う輸送は能動輸送。よって(外,内,能動輸送)→ ③。
- 細胞内のK⁺の数は $2.0\times10^{-12}\times1.4\times10^{-1}\times6.0\times10^{23}=1.68\times10^{11}$ 個。
- 流出した数は $5.0\times10^{4}\times1.0\times10^{7}\times2.0\times10^{-3}=1.0\times10^{9}$ 個。
- 割合は $1.0\times10^{9}/1.68\times10^{11}\approx5.95\times10^{-3}$,つまり約0.6% → ③。
- Xの速度は濃度が高くなるほど増え方が小さくなり,一定値(約8)に近づく。輸送体の数には限りがあるためで,③が正しい。
- Yの速度は濃度に比例して増え続け,頭打ちにならない。拡散のように,輸送体に飽和がない輸送と考えられる。
- 最大値の半分は4.00。表でXの速度が4.00になるのは濃度8 mMのとき → ③。
- (この濃度が,輸送体と物質の結びつきやすさの目安になる)
次の文章1・2を読み,問1〜問8に答えよ。
【文章1】配偶子の形成と,動物の初期発生について,問1〜問6に答えよ。
| ア | イ | |
|---|---|---|
| ① | 8 | 8 |
| ② | 16 | 8 |
| ③ | 24 | 8 |
| ④ | 32 | 8 |
| ⑤ | 32 | 16 |
| ⑥ | 32 | 32 |
| ⑦ | 16 | 16 |
| ⑧ | 8 | 2 |
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 端黄 | 動物 | 動物 |
| ② | 端黄 | 動物 | 植物 |
| ③ | 端黄 | 植物 | 動物 |
| ④ | 端黄 | 植物 | 植物 |
| ⑤ | 等黄 | 動物 | 動物 |
| ⑥ | 等黄 | 動物 | 植物 |
| ⑦ | 等黄 | 植物 | 動物 |
| ⑧ | 等黄 | 植物 | 植物 |
| 染色体数 | DNA量 | |
|---|---|---|
| ① | 2 | 1 |
| ② | 2 | 2 |
| ③ | 4 | 1 |
| ④ | 4 | 2 |
| ⑤ | 4 | 4 |
| ⑥ | 8 | 2 |
| ⑦ | 8 | 4 |
| ⑧ | 8 | 1 |
【文章2】ショウジョウバエの体節形成について,問7・問8に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 前方 | ペアルール | セグメントポラリティ |
| ② | 前方 | セグメントポラリティ | ペアルール |
| ③ | 前方 | ペアルール | ホメオティック |
| ④ | 前方 | ホメオティック | ペアルール |
| ⑤ | 後方 | ペアルール | セグメントポラリティ |
| ⑥ | 後方 | セグメントポラリティ | ペアルール |
| ⑦ | 後方 | ペアルール | ホメオティック |
| ⑧ | 後方 | ホメオティック | ペアルール |
▶ 第2問 の答えと解説を見る
第2問 生殖と発生 の答えと解説
- 一次精母細胞1個からは精子が4個できるので,$8\times4=32$ 個。
- 一次卵母細胞1個からは卵が1個(と極体)できるので,$8\times1=8$ 個。よって(32,8)→ ④。
- カエルの卵は,卵黄が植物極側に偏っている端黄卵。卵黄が多いと卵割が進みにくいので,卵割は卵黄の少ない動物極側で速く進む。
- よって(端黄,植物,動物)→ ③。
- 第一分裂で相同染色体が分かれるので,第二分裂の細胞の染色体数は $n=4$ 本。
- DNA量は,S期で $2\to4$,第一分裂の終了で $4\to2$ に半減しているので,第二分裂中期は2のまま(各染色体は2本の染色分体)。よって(4,2)→ ④。
- ②が正しい。精子と卵の細胞膜の融合が引き金となり,表層反応で受精膜ができて,ほかの精子が入れなくなる(多精拒否)。
- ①先体反応は卵の膜と融合する前。③受精膜は複数の精子の侵入を防ぐ。④ウニの初期の卵割(第1・2卵割)は等割。⑤Ca²⁺ 濃度は上昇する。⑥精子由来の中心体が卵割で使われる。
- ④が正しい。
- ①カエルは新口動物で,原口は肛門になる。②原腸が広がるぶん,胞胚腔は縮小する。③内胚葉は植物極側の細胞に由来する。⑤神経管ができるのは神経胚。⑥器官の形成は神経胚期以降。
- 外胚葉からは表皮・脳・水晶体ができる → ④。
- 骨・血管・腎臓は中胚葉,すい臓・甲状腺・気管の上皮は内胚葉に由来する。
- 中胚葉からは骨・血管・腎臓ができる → ②。
- 内胚葉からは消化管とそれに付属する器官(すい臓),甲状腺,呼吸器の上皮(気管の上皮)などができる → ④。
- ナノスmRNAは卵の後端に局在する(前端に局在するのはビコイドmRNA)。
- 分節遺伝子は,ギャップ遺伝子→ペアルール遺伝子→セグメントポラリティ遺伝子の順に,体をしだいに細かく区切る。ホメオティック遺伝子は,分節遺伝子の働きのあと,各体節の特徴を決める。よって(後方,ペアルール,セグメントポラリティ)→ ⑤。
- 誤りは⑤。ホメオボックスはよく保存された配列だが,動物によって配列に違いがある(完全に同じではない)。
- それ以外はすべて正しい。
次の文章1・2を読み,問1〜問10に答えよ。
【文章1】植物ホルモンと環境への応答について,問1〜問6に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 先端 | 極性 | 促進 |
| ② | 先端 | 極性 | 抑制 |
| ③ | 先端 | 無秩序 | 促進 |
| ④ | 先端 | 無秩序 | 抑制 |
| ⑤ | 基部 | 極性 | 促進 |
| ⑥ | 基部 | 極性 | 抑制 |
| ⑦ | 基部 | 無秩序 | 促進 |
| ⑧ | 基部 | 無秩序 | 抑制 |
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 移動する | 光の当たる | 曲がる |
| ② | 移動する | 光の当たる | 曲がらない |
| ③ | 移動する | 光の当たらない | 曲がる |
| ④ | 移動する | 光の当たらない | 曲がらない |
| ⑤ | 分解される | 光の当たる | 曲がる |
| ⑥ | 分解される | 光の当たる | 曲がらない |
| ⑦ | 分解される | 光の当たらない | 曲がる |
| ⑧ | 分解される | 光の当たらない | 曲がらない |
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 流入 | 高く | 膨圧 |
| ② | 流入 | 高く | 体積当たりの糖 |
| ③ | 流入 | 低く | 膨圧 |
| ④ | 流入 | 低く | 体積当たりの糖 |
| ⑤ | 流出 | 高く | 膨圧 |
| ⑥ | 流出 | 高く | 体積当たりの糖 |
| ⑦ | 流出 | 低く | 膨圧 |
| ⑧ | 流出 | 低く | 体積当たりの糖 |
| 材料 | 乾燥時の気孔の開き |
|---|---|
| 野生型(何も与えない) | 0.5 |
| M(何も与えない) | 4.0 |
| M+アブシシン酸 | 0.6 |
| M+サイトカイニン | 4.1 |
| M+ジベレリン | 4.0 |
| M+エチレン | 3.9 |
| M+オーキシン | 4.0 |
【文章2】ニューロンの興奮と,シナプスでの情報の伝達について,問7〜問10に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | Na⁺ | 脱分極 | 再分極 |
| ② | Na⁺ | 脱分極 | 過分極 |
| ③ | Na⁺ | 再分極 | 脱分極 |
| ④ | Na⁺ | 過分極 | 再分極 |
| ⑤ | K⁺ | 脱分極 | 再分極 |
| ⑥ | K⁺ | 再分極 | 脱分極 |
| ⑦ | K⁺ | 過分極 | 再分極 |
| ⑧ | K⁺ | 過分極 | 脱分極 |
| 条件 | 刺激前 | 1時間後 | 24時間後 |
|---|---|---|---|
| A 反復刺激なし | 5 | 5 | 5 |
| B 強い反復刺激 | 5 | 12 | 12 |
| C 強い反復刺激+タンパク質合成阻害薬 | 5 | 12 | 5 |
| 刺激の回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| シナプス前の活動電位 (mV) | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
| シナプス後のEPSP (mV) | 8.0 | 5.0 | 3.0 | 2.0 | 1.5 |
▶ 第3問 の答えと解説を見る
第3問 植物ホルモンと神経 の答えと解説
- オーキシンは先端部でつくられ,基部の方向へ一方向に(極性輸送で)運ばれ,茎の細胞の伸長を促進する。→ ①。
- 光の当たる側のオーキシンが当たらない側に移動し,当たらない側のオーキシン濃度が高くなる。そちら側の細胞が長く伸びるので,茎は光の方向に曲がる。→ ③。
- 青色光で K⁺ が孔辺細胞に流入し,浸透圧が高くなって吸水する。膨圧が増すと孔辺細胞が湾曲して気孔が開く。→ ①。
- 屈曲の条件:先端に光が当たること,先端でオーキシンが光の反対側に移動できること,その後オーキシンが両側とも基部へ流れられること。
- P:屈曲する。Q:先端がないので成長しない。R:光を感じないので直立。S:光側に雲母片があっても,影側のオーキシンは流れるので屈曲する。T:影側の輸送が止まり,屈曲しない。U:寒天片はオーキシンを通すので屈曲する。
- よって P,S,U → ③。
- ①が正しい。
- ②促進が正しい。③植物体のさまざまな部分でつくられる。④離層の形成を促進する。⑤熟した果実から出るエチレンが未熟な果実の成熟を進める。⑥芽ばえの茎の伸長を抑制し,肥大させる作用がある。
- Mは何も与えないと乾燥時にも気孔が開いたままだが,アブシシン酸を与えたときだけ,野生型と同じくらいまで気孔が閉じた。
- 他のホルモンでは変化がないので,Mはアブシシン酸が不足していると考えられる → ⑤。
- 刺激を受けると Na⁺ チャネルが開いて Na⁺ が流入し,脱分極が起こって活動電位が発生する。その後 K⁺ チャネルが開いて K⁺ が流出し,膜電位は静止電位に向かって再分極する。→ ①。
- 感覚ニューロンの伝導時間は $0.6\ \text{m}\div60\ \text{m/s}=0.010$ 秒 $=10$ ミリ秒。
- 運動ニューロンは $0.4\div40=0.010$ 秒 $=10$ ミリ秒。
- これに,シナプスでの伝達1.5 ミリ秒を足して $10+10+1.5=21.5$ ミリ秒 → ④。
- 条件Cでも1時間後のEPSPは12に増えている(Bと同じ)ので,短時間の増強にはタンパク質の合成は不要。
- 24時間後は,Bでは12が続くが,Cでは5にもどっている。長く続く増強には,新しいタンパク質の合成が必要とわかる → ③。
- シナプス前の活動電位は一定なので,①④⑥のようにシナプス前の興奮の伝わり方が変わったわけではない。
- それでもEPSPが小さくなるのは,神経伝達物質の放出量が減ったためと考えられる → ②。(シナプス後細胞の感度が変わった可能性は,この表だけでは区別できない)
次の文章1・2を読み,問1〜問10に答えよ。
【文章1】生態系と生物多様性について,問1〜問6に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 純生産量 | 成長量 | 根粒菌 |
| ② | 純生産量 | 成長量 | 硝化菌 |
| ③ | 純生産量 | 同化量 | 根粒菌 |
| ④ | 純生産量 | 同化量 | 硝化菌 |
| ⑤ | 現存量 | 成長量 | 根粒菌 |
| ⑥ | 現存量 | 成長量 | 硝化菌 |
| ⑦ | 現存量 | 同化量 | 根粒菌 |
| ⑧ | 現存量 | 同化量 | 硝化菌 |
【文章2】個体群の変動について,問7〜問10に答えよ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | 密度効果 | 環境収容力 | 種内 |
| ② | 密度効果 | 環境収容力 | 種間 |
| ③ | 密度効果 | 生物濃縮 | 種内 |
| ④ | 密度効果 | 生物濃縮 | 種間 |
| ⑤ | 適応放散 | 環境収容力 | 種内 |
| ⑥ | 適応放散 | 環境収容力 | 種間 |
| ⑦ | 適応放散 | 生物濃縮 | 種内 |
| ⑧ | 適応放散 | 生物濃縮 | 種間 |
| 親世代 x | 20 | 40 | 60 | 80 | 100 | 120 | 140 | 160 | 180 | 200 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 次世代 f(x) | 40.0 | 60.0 | 72.0 | 80.0 | 85.7 | 90.0 | 93.3 | 96.0 | 98.2 | 100.0 |
▶ 第4問 の答えと解説を見る
第4問 生態系と個体群 の答えと解説
- 総生産量−呼吸量=純生産量,純生産量−(被食量+枯死量など)=成長量。窒素固定をおこなう細菌には根粒菌やアゾトバクターなどがある(硝化菌はアンモニウムイオンを硝酸イオンに変える)。→ ①。
- $7.2\times10^{4}\div4.8\times10^{5}=0.15$,つまり15% → ③。
- (12%は一次消費者の同化量が生産者の総生産量の何%かを求めた値で,引っかけ)
- 濃度は各段階で倍率をかけていく。$0.01\times200\times10\times5\times8=800$ ppm → ⑥。
- 誤りは⑤。ある1種が絶滅すると,ほかの種に大きな影響が及ぶことがある(キーストーン種など)。
- それ以外はすべて正しい。
- アライグマ(北米原産)とウシガエル(北米原産)は,ともに特定外来生物。
- タヌキ,メダカ,ニホンザル,ニホンアマガエルは日本の在来種。→ ②。
- ②が正しい。
- ①溶岩流の跡は土壌がない裸地なので一次遷移。③極相では陰樹が優占する。④伐採跡は二次遷移。⑤林冠が閉じて林床は暗くなる。⑥極相林でも小さな更新(ギャップ更新)がある。
- 個体群密度が増加率に及ぼす影響を密度効果,個体数の上限を環境収容力という。同じ種の個体どうしの競争は種内競争。→ ①。
- 全個体数を $N$ とすると,$45:N=15:60$ より $N=45\times60/15=180$ 匹。
- 密度は $180/0.50=360$ 匹/km² → ⑤。(180は面積で割り忘れた値)
- 世代をくり返しても変わらない値は,次世代の数が親世代の数に等しくなる値($f(x)=x$)。表では $x=80$ のとき $f(80)=80$。
- $x=40$ から出発すると $40\to60\to72\to\cdots$ と増えて,80に近づく → ⑤。
- 1世代後は $f(200)=100$。2世代後は $f(100)=85.7$,つまり約86 → ④。
- (200から出発しても,80に向かって減少していく)
※ 類題は、本番の解き方の骨格は残しつつ、題材・数値・向きを変えて作っています(例:第1問は膜輸送の速度を表で与えて輸送体と拡散を区別させ、第4問は個体数の収束を表から読ませる形に変えました)。計算で決まる問題は、スクリプトで独立に検算しています。
30秒 得点診断
本番の過去問、またはそっくり類題セットを60分で解いた結果を選んでください。次にやるべきことを表示します。
保護者の方へ:国際医療福祉大の生物で知っておきたい3つのこと
よくある質問
Q. 国際医療福祉大学 医学部の生物2026年度は、どの順番で解くのがよいですか?
TMPSのおすすめは、第1問(細胞・膜輸送)16分、第2問(生殖・発生)14分、第3問(植物ホルモン・神経)15分、第4問(生態系・個体群)15分の合計60分です。本番は理科2科目で120分なので、生物に60分を使う想定です。1問あたり1.5分が目安なので、知識で決まる問題は迷わず消去法で進み、計算と図の読みに時間を残します。
Q. 問題文が載っていなくても、どんな問題か分かりますか?
分かります。著作権に配慮して問題本文・図は掲載していませんが、各小問の最初に「どういう問題か」として、設定・何を答えるか・解答番号の形をTMPSの言葉で説明しています。
Q. 答えは、どうやって確かめていますか?
計算で決まる問題(イオンの個数比、生物濃縮、標識再捕法、個体数の収束など)は、スクリプトで再計算して確かめています。一方、用語・知識で決まる問題と、図を読んで決めた箇所はスクリプトでは確かめきれないので、ページ内に「要確認」と明記しています。
Q. そっくり類題セットとは何ですか?
2026年度と同じ4大問・同じ解答番号の数(1〜40)で、題材・数値・設定を変えたTMPSオリジナル問題です。全問の答え・解説をこのページに掲載し、本番形式の問題冊子PDF(12ページ)も無料で配布しています。
Q. 解説に誤りを見つけたらどうすればいいですか?
公式LINEからお知らせください。確認のうえ修正し、更新日を記載します。
問題等で誤りを発見された場合、修正しますので、TMPS医学館までLINEを下さい。
受験生・指導者の皆様からのご指摘を真摯に受け止め、最も信頼できる過去問解説・類題ライブラリーとして随時アップデートいたします。
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「どこで時間を失ったか」「どの小問を後回しにすべきだったか」「知識の抜けと図の読みのミスの癖」を、Sora先生があなたの答案から直接診断します。