アメリカではすでに、15年以上前から導入されている反転授業。
簡単に説明すると、映像を使いながら基本を学び、実際の授業ではよりアクティブに数学を考えるという手法です。
TMPS医学館では、ipadを20台以上導入し、反転授業を行っています。
導入後1年で下記の成果が出ています。
- 後期授業の予習時での解けている率が上昇。
昨年と同じ問題ではほぼ解けるので、テキストレベルを上げている。 - 高3クラスの分野別確認テスト(同じ問題で毎年実施)の平均点の上昇。
- 予習コンテンツ(講義編にあたる)の質問が、一年間一度もない。
- 復習時、予習コンテンツを最視聴することで定着するという新しい流れが生まれた。
- 成績の二極化がはっきりする。(欠点でもあるが、成果でもある)
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教室の主役は 「教える側(先生)」から「学ぶ側(生徒)」へ
1.数学が得意な生徒も苦手な生徒も高いレベルで授業がスタートできるため、授業レベルが上がる。
2.得意な生徒は短い時間で、苦手な生徒はじっくり予習コンテンツによる予習ができる。
3.「黒板で教える」時間を短く、生徒1人1人の力を把握できる。
4.数学では難しいとされてきた「無学年」が成立。(無限の可能性)
5.過去の予習コンテンツですべて復習可能。 (途中参加の生徒のフォローアップ含む)
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- 担当する高3生の授業で、高2から続けて受講している生徒と、高3から受講している生徒に同じ基本事項の説明をすることに対し、非効率性を感じるようになった。
- 予習時、予習コンテンツを事前に用意することにより、高2から受講している生徒は倍速で、高3から受講している生徒は繰り返し見ることが可能となり、予習レベルを上げられるのではないかと考えた。
- 基本事項・例題以外に、次回授業で扱う応用問題の解答方針のヒントを与えることによって予習のクオリティが上がり、次回授業内でより多くの応用問題を解説できると考えた。「時短」
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成功させるのは、教室の先生の生徒をこのレベルに引き上げたい」という気持ち。これを徹底させないと、いくら反転をやっても意味がない。 授業のレベルを思い切って上げてついてこさせる「理想」を掲げる必要がある。
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- 理解度が上がった。
- 演習がたくさん出来て良い。
- 自分の好きなときに止められ、理解が深まる。(何回もプレビューを見られる)
- 基本事項の確認や、重点的に見直したいところは人それぞれ違うので、画期的!
- 予習コンテンツを聞く時間とノートをとる時間に分けられる。
- しっかり予習しておけば、教室で最高スピードでの解説にもついていける。
- しっかり予習しておけば、教室で最高スピードでの解説にもついていける。
(力がついていることを実感) - 板書を写すので精一杯のまま授業が終わるという形式からの脱却。
- 教室で質問時間がたくさんとれる。
- 授業で自力でどんどん解けるのが嬉しい。
- 予習で解けなかった問題も、授業内で類題演習でき、かなり重ね定着が出来た。
- チームで考えると理解が深まり、責任感も生まれる。
- 一緒に頑張る友達が出来ると楽しく、より頑張ろうと思える。
- 教え合うのは、知識を自分のものにして、
その上でかみ砕いたり、違うアプローチの解答が出てきてすごく良かった。 - 友達と教え合ったあとに、最後は岩ちゃんに記述を見てもらえて安心だった。
- 2時間の授業時間が、他の授業(学校や予備校)と比べ、比較にならないほど短く感じる。
- 授業に始まる際の期待と緊張感がたまらない。
- 予習コンテンツで、難しい問題のヒントも見られるので、授業が始まるまでにレベルが相当上がっている。
- 自分で勉強する時間が増えた。
- 自力で解ききって授業が終わるのが素晴らしい。
- 後で見直しをいつでも出来るのがとても嬉しい。
- システムとしては完成している。あとは自分が頑張るだけ。
- もっと早くからこれに出会いたかった。
- 緊張感がとぎれないように頑張らないといけない。
- テスト前の予習はきつい。(高1、高2)
- コンテンツをより細かくしてほしい。
- 自宅のネット環境が無い。

いわちゃん(岩崎 達浩)
「えんぷり」を活用した指導で、多数の合格者を輩出。
「いわちゃん」の愛称で「厳しく、優しい」指導を実践。
東京都教職員センター主催の研修講師として2006年より9年間、進学指導における「教材の作成方法」
「授業運営方法」を都立高校教員に指導。
「3度塗り」を掲げたアクティブラーニング形式の研修で、最高評価を獲得。
都立高校入試速報(MXTV)にて6年間解説。
2014年春より、反転授業 注)を開始。
翌2015年2月には、反転授業シンポジウム(in 関西大学)にポスター出展し、大学受験数学における新しい反転授業のあり方を提案。
2015年春、TMPS 医学館(医学部専門予備校)にて自身の作成したコンテンツを用いて反転授業を開始。
現役・浪人を問わない、圧倒的な成果を実感。
自学可能なINPUT 部分を映像に、人が関わる必要のあるOUTPUT 部分をライブで実践する「反転授業」を
主軸に、現在も両予備校講師として教壇に立つ。集団授業(大人数)も個別指導も得意とする。
基礎的な勉強は映像→「えんぷり」で、復習・発展は「授業」で行う。映像を活用することで、従来よりも、生徒が一番欲しいところに人間が関わることが可能となる。授業は生徒のOUTPUT を受け止める場。
目標は、「日本の高校生の数学レベルを上げること」。
注)「反転授業」
INPUT(習う)をライブ授業で行い、OUTPUT(復習・演習・発展)を自宅学習で行う従来の方法に対し、
INPUT(習う)を映像コンテンツで視聴、OUTPUT(復習・演習・発展)をライブ授業で行う授業運営方法。
INPUT
にかける時間を生徒の習熟度により自由にし、授業開始時の生徒間のレベルを合わせる。教室では、演習による実践力の強化、個別の質問や発展の要望に応え、生徒同士の教え合いやディスカッションを通した学習内容の定着、講師による記述チェックも行う今後を担う新しい学び方。