数学
服部先生

服部先生からのメッセージ
数学を教えさせていただくようになって、初めの頃を思い出すといつもヒヤヒヤします。もちろん知識不足や技術的な未熟ということもありますが、何よりもいかに独善的であったかと。自分が好きなことや話したいことを相手に合わせることなくとにかく少しでもたくさん伝える、それを熱心に伝えているのだと思っておりました。
同じ愛好家ともいうべき数学マニアの学生諸君には当然、喜んでもらえるわけでそれはそれでよいのですが、ただもっと多くの諸君は数学を好きではなく、むしろ嫌いなのに入試科目としての必要性から数学をやられている。それは本当に辛いことだし何とか力になれないものかということにいつしか興味が向いてまいりました。
理由は色々あるのですが、自分は博士課程まで進みずっと研究をすることを望んでおりましたが訳あって予備校の仕事をしている。であるならば数学そのものよりもむしろ学生諸君の学力向上に関心を集中するべきではないか?とくに悩んでいる方がいるならば少しでも数学はそんなにイヤな代物ではないよ。と伝えられないだろうか?これは非常にチャレンジする価値のある同時に未だ悩み続けるべき課題となりました。
医学部を目指す諸君にとって数学は(好きな方もいるとは思いますが基本的には)生涯たずさわるものではないでしょう。はっきり言ってしまえば入試で高得点をとれればよいだけのもの。それで私はかまわないと思います。今、あなたが何を求め悩んでいるのかそれを一緒に考え少しでも強力なバックアップができるか真剣に考えていくだけです。あきらめずねばり強く合格を勝ちとりましょう!将来の医師であるあなたは大きな壁をこれからいくつも越えてゆくのでしょう。しかしそれらをすべて乗り超えた先に人の気持ち、傷みのわかる素晴らしい医師になっている自分を夢に焼きつけて歩んで下さい。皆さん一人一人としっかりタッグを組んで本気でがんばっていく覚悟です。